ペーパーレス化

色々な場所でのペーパーレス化への取り組みが言われ始めてもうずいぶん経ちますが、

なかなか浸透しないようですね。

 

せっかくパワーポイントなどで資料を作成し、プロジェクターを使ってプレゼンして

いるのに、同じ内容の資料を紙に印刷して参加者全員に配布してみたり。

 

展示会などで、せっかくWeb上で入場の申し込みできるのに、メールで届いた確認書を

印刷して持ってくるようと書いてあったり。(実際はスマホの画面提示でOKですが)

 

とある手続きでは、ホームページの内容を紙に印刷して持参するようにという、これまた

わけのわからない指示があったりします。

 

そういえば少し前に、久しぶりに東海道新幹線に乗ったのですが、窓口や券売機で切符を

買わなくて済む、スマートEXを利用してみました。

 

事前にカード決済でき、駅の自動改札で登録済みのSuicaをかざせば良いという便利な

サービスですが、最後の最後、その自動改札の出口でペロンっと1枚、EX利用票という紙が

出てきてしまいます。十分便利ですが、ペーパーレス化という観点からすれば実に惜しい!

 

私はモノづくりをしていますので、設計図面が必ず必要です。

 

以前はお客さんからの図面は全て紙でもらっていました。CADを駆使して書いた図面も

結局は紙でもらうしか方法がありませんでした。

 

電車やバス、営業車を使ってその図面を取りに訪問するのも、当時は仕事の一つでした。

時にはA2サイズで印刷された紙の図面は、その保管も大変でした。

 

さすがに最近では紙の図面をもらうことはありませんが、PDFの図面を数多く見比べる

時などは、パソコンの画面ではどうしても難しいため(私の技術的な問題かもしれませんが)、

ついつい紙に印刷してしまいます。

 

電子書籍が増えていますが、私はやはりまだ紙の本を読むことが多いです。紙の手帳も

使っています。仕事で打合せの時も、紙のノートにメモをします。

 

様々な理由でなかなか完全なペーパーレス化は難しいですし、ペーパーレス化が必要ないところ、

紙の方が便利な場合なども多々あるかとは思います。

 

それでも、ペーパーレス化することによって効率化できることが多いのは間違いないので、

私の身の回りでも、出来るところはどんどん進めていきたいと思います。