毎月国際線を利用しますが、幸い搭乗便が欠航になったことはこれまで一度もなく、大きな遅延などもほとんど
ないのですが、空港での忘れられないトラブルがあります。トラブルと言っても、ただのうっかりミスで大した
ことではないのですが、自分としてはかなりあたふたしてしまった思い出です。
何年か前、関空で出国時のこと。手荷物検査ではパソコンをバッグから取り出してそれぞれ別のトレーに入れて
X線検査機に通し、反対側から受け取りますが、その日は考え事でもしていたのか、受け取る際に何とパソコンを
取り忘れ、バッグだけを持ったまま出国審査を終え、搭乗口まで行ってしまいました。
搭乗口の椅子に座ってはっと気付き、急いで走って戻ろうとしたのですが、よく考えたら既に出国済みですので
当然手荷物検査場までは戻れません。一体どうしたものかと慌てたのですが、途中のインフォメーションセンターに
立ち寄ってそのことを伝えたところ、すぐに手荷物検査場に連絡を取ってくれ、パソコンは無事にすぐ発見。
ではどうやって受け取れば良いか尋ねたところ、同じ便に搭乗予定のCAさんが搭乗口まで持ってきてくれる
とのこと。言われた通りに搭乗口に戻って待っていると、私のパソコンを小脇に抱えてスタスタと姿勢良く
歩いてくるCAさんの姿が。もう天使にさえ思えてしまいました。
何度も何度もお礼を言って無事にパソコンを受け取りましたが、その後は大反省。
幸い、気が付いた時にはまだ搭乗時間まで余裕があったので良かったのですが、これが時間ぎりぎりだったり、
そのまま気付かずに出発してしまっていたり、日本ではなくて初めて訪れる海外の空港だったりしたらと
思うとぞっとします。
それがあってからというものの、手荷物検査の時にはパソコンを必ず最初のトレーに入れ、バッグよりも
先に受け取れるようにしていますが、毎回その時のことを思い出しながらヒヤヒヤしています。