大阪と中国

先週末から今週初めにかけて大阪へ出張してきました。

 

10代前半を関西で過ごし、その後も仕事などで頻繁に

訪れていましたので、大阪は私にとって馴染み深い街では

ありますが、今回は数年ぶりとあって、少し新鮮な気分を

味わうことができました。

 

週末は新世界、黒門市場、なんば、鶴橋など、かなりベタな

場所を訪問し、粉もんを初めとする独特の食文化や、お笑いの

殿堂なんばグランド花月で漫才や吉本新喜劇をたっぷりと

楽しんできました。

 

世間でよく言われることのようですが、香港含む中国と大阪は、

街の雰囲気や人々の気質など、本当によく似ていると思います。

 

以前、香港から帰国する際はいつも関空に降り、大阪から京都、

名古屋などのお客さんを回りながら東京へ移動していたのですが、

大阪に降り立った時は不思議と何の違和感もなく、東に進むに

つれて、日本に帰国したなあっという実感が沸いたものでした。

 

飲食店の超ド派手な看板や大声で話す大阪弁の響き、街全体の

エネルギッシュな雰囲気は本当に中国と同じ匂いがしますし、

エスカレーターで立つ位置も同じ右側です。

 

中国や香港、台湾で起業するなどして活躍する日本人も、私の

知り合いも含め、関西出身の人が多いように思います。

  

中国の春節休暇中ということもあり、大阪の街には中国や香港、

台湾など中華圏からの観光客であふれかえっていました。

 

今、中国では新型コロナウイルスによる肺炎が大流行し、事態は

深刻のようです。大阪では多くの観光客がマスクを着用し、また、

ドラックストアなどでマスクを大量に購入する姿も見られました。

  

今後どれだけ広まっていくのか予想もつかない状況で、私自身、

現在複数抱えている中国工場での案件が果たしてどうなるのか

全く分かりませんが、一日も早い収束をただ祈るばかりです。