久しぶりの台湾

今月は7年ぶりに台湾へ出張してきました。

久しぶりの台湾は以前と変わらずとても居心地がよく、海外ということを感じさせない雰囲気でした。

 

中国本土では以前からキャッシュレス化が進み、現在では現金を使うどころか、紙幣や硬貨を見ることすら

ほとんどありませんので、IT先進国の台湾でも当然同じかと思っていたのですが、EasyCardという

プリペイド式の電子マネーや、LINE Payなどのバーコード決済が広く使われてはいるものの、日本と同様

あちこちで現金の支払いが行われているのには少し驚きました。

 

また、中国本土で最も使われているメッセンジャーアプリのWeChatを使う人はごく一部というのも意外でした。

 

今回の台湾訪問の目的は主に二つ。

一つ目は、台北で開催された福祉機器展。

日本の福祉機器展よりかなり規模は小さかったのですが、日本企業も数社出展していたり、日本ではなかなか

見られないデザインの製品が多く出品されていたりと、見応えのある展示会でした。

今後弊社では福祉機器の取り扱いを広げていく予定ですので、来年も勉強のため訪れてみようと思います。

 

もう一つの目的は、以前中国でとてもお世話になった方と会うこと。私が香港在住時に、彼が広東省で経営する

工場で生産するアルミ電解コンデンサーのお仕事で取引をさせていただき、プライベートでも月に1回は深圳で

食事をしていた間柄で、私が日本に帰国した後その方も台湾に帰り、なかなか会う機会がなかったのですが、

今回7年ぶりに再会をはたすことができました。

彼は数年前に既に引退されてご友人にコンデンサーの工場の経営を任せていて、現在は顧問として新北市にある工場へ

月に数回ほど行っておられるとのことで、今回私も生産現場を見学させていただくことにしました。

 

深圳の工場より規模は小さく、現在は台湾市場向けのみに生産しているとのことでしたが、以前と変わらず

丁寧なものづくりを感じさせる現場でした。

製品のカテゴリー的に、日本の顧客向けの商売はなかなかハードルが高いとは思いますが、何かチャンスはないか

探してみようと思います。

 

工場訪問の後は近くの台湾海鮮料理店でランチ。

昼間からたくさんの台湾ビールと美味しい海鮮をたらふくいただきました。